東京都の2006年をふり返って 東京都議会議員 大西ゆき子
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2006 年 12 月 29 日    
東京都の2006年をふり返って

暖冬のためか年の瀬という意識が薄いまま、過ごしてきましたが、いよいよ今年もあと二日となりました。新年を迎える準備をこの二日で頑張らねばなりません。もっと余裕を持って年の瀬を迎えたいと毎年思いながら、今年も繰り返しています。
さて、26日、来年度の予算原案が発表されました。このところの好景気のため、都税収入は伸び、前年比7%増の6兆6000億円の大型予算となりました。都は「東京の魅力のさらなる向上を目指し、新たなステージにおいて力強い第一歩を踏み出す予算」と位置づけ、10年後の東京の姿を展望しながら、バランスよく財源を配分し、同時に「隠れ借金」の解消や「負の遺産」の処理もでき、都民の付託に積極的に応えるものとなったと胸を張っています。しかし、企業収益が増えても、一般都民の景気回復の実感には至らず、医療制度改革や税制改正などによって将来への不安が増していることを考えれば、その都民の期待に応えるというよりも、オリンピック招致を梃子とした都市再生を目的とした、都市基盤整備などの投資的経費の伸びが目立つ予算となっています。さらに、長期構想は嫌いと言っていた知事ですが、オリンピックのために「10年後の東京〜東京が変わる」という知事肝いりの長期構想が発表されました。「水と緑の回廊に包まれた美しいまち」「環境負荷の少ないまち」など、環境都市を目指す意気込みには期待もしますが、相変わらず東京だけは成長路線が続くと想定して、世界都市を目指し、国際競争に勝つことなどが盛り込まれた構想には、時代錯誤の感があります。知事は、12月議会で三期の出馬表明をましたが、豪華海外出張や四男への不明朗な公費支出などファミリー都政の様相が強まり、権力者にありがちな末期的症状を強く感じます。
人口減少社会の時代に向けて、長期的視点で、生活する都民の立場に立った都政へと刷新していくために新知事誕生に向けて力を尽くします。

皆さま、良いお年をおむかえください。




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